バンクーバーからBCフェリーで行く ビクトリア・ソルトスプリング島・サンシャインコーストのお勧めを詳しくご紹介

バンクーバーはブリティッシュ・コロンビア(BC)州の中で知名度も高く一番有名な都市ですが、州都ではないのをご存知ですか?バンクーバーに来たらやっぱりBC州の州都、ビクトリアにも観光に行ってみたいですよね。

今回の記事ではバンクーバーからBCフェリーに乗って気軽に行ける人気観光地のビクトリアを含めたお勧め観光先をご紹介します。参考にして頂けたら嬉しいです。

 

スポンサーリンク

 

はじめに(BCフェリーとは)

BCフェリーは世界で一番大きいフェリー会社の一つで35隻を所有し47ターミナル、25ルートのカーフェリーを運行しているフェリー会社です。

バンクーバー近郊のTsawwassen(ツワッセン)港とHorseshoe Bay(ホーシュベイ)港を軸にバンクーバー島のビクトリアやナナイモ、サンシャインコーストエリアなどのコミュニティを結び、人の移動のみならず物資を運ぶBC州の沿岸コミュニティに必要不可欠な乗り物です。

3連休などがあると特にBCフェリーは多くの地元民も利用し大混雑します。

Emma
私自身も3連休の初日に出発時間の1時間前に港に向かいましたが既にすごい車の列で乗船できるかギリギリだった経験があります。知人は2本乗れず、3本目でやっと乗船した経験がある人も。人のみのオンフット乗船だとそこまで影響はありませんが、連休はご注意下さい。

 

バンクーバーからツワッセン港/ホーシュベイ港の行き方
Tsawwassen(ツワッセン)港
車:バンクーバーのダウンタウンから約45分前後
公共交通機関:バンクーバーのダウンタウンからカナダラインの電車に乗り、ブリッジポート駅で620番のバスに乗り換えTsawwassenフェリーへは約1時間。

Horseshoe Bay(ホーシュベイ)港
車:バンクーバーのダウンタウンから約30分前後
公共交通機関:バンクーバーのダウンタウン、ジョージアストリートから250番、257番のバスで約1時間弱

 

BC州の州都 “ビクトリア”

ブリティッシュ コロンビア州内の中で一番南に位置しており州都でもあるビクトリアはバンクーバーとは違い英国情緒溢れる街並みが広がっています。また温暖な気候で花の都とも言われており、春夏は特に街はキレイなお花で溢れています。

 

行き方
バンクーバーからはツワッセン港経由でSwartz Bay(シュワルツベイ)港までフェリーで1時間35分。Swartz Bay港からビクトリアのダウンタウンまで公共バスで1時間強。

バンクーバー側もビクトリア側も公共バスを乗り継いで中心部から港まで移動するのが一番安くなりますが、公共バスはちょっと不安、もう少し楽に移動されたいという方は、両サイドのダウンタウンと港の高速バスとBCフェリーがセットになったBC Ferries Connector”をお勧めします。

 

花の都の象徴  ”The Butchart Gardens (ブッチャートガーデン)”

花の街ビクトリアを代表する庭園で年間100万人以上が訪れる人気観光地。

サンクンガーデン、ローズガーデン、日本庭園、イタリアンガーデン、地中海ガーデンと大きく5つのエリアに分けられ約900種類の植物が植えられています。四季折々に美しい景色を見る事ができます。

夏になると毎週土曜日は花火も上がります。それに併せ、夏の間はナイトイルミネーションが開催され、夜でもお花を見る事ができます。またクリスマスシーズンは夜のライトアップと園内にスケートリンクも設置され、人気デートスポットに。

園内にはアフタヌーンティーなど優雅にお食事を楽しめる「The Dining Room Restaurant」や新鮮な旬の食材を使ったカジュアルな料理を楽しめるカフェテリアスタイルの「Blue Poppy Restaurant」、サンドイッチなどの軽食も取り扱っている「The Coffee Shop」があります。

Emma
毎年、春になるとゆっくりとお散歩しながらお花が観たくなり、ブッチャートガーデンにバンクーバーから遊びに行きます。お花好きの方は是非、足を運んでみて下さい。

 

インナーハーバーのランドマーク BC州議事堂とホテル・フェアモント・エンプレス

インナーハーバーの2大ランドマークの州議事堂とホテル・フェアモント・エンプレスは斜め向かいに位置しています。

BC州議事堂(Legislative Assembly of British Columbia)


1897年に25歳の英国人建築家によってデザインされ、外観だけではなく内装も大変美しく、今でも州会議が行われており現役の州議事堂です。館内も平日のみ無料で見学する事ができます。(8:30am~5:00pm/最終入場4:30pm)


ホテル・フェアモント・エンプレス(Hotel Fairmont Empress)


1908年創業の歴史あるホテルで、ロビーにあるティールームでは本格的な英国式アフタヌーンティーを楽しめます。
創業当時からも地元の人々に愛されてきた憧れのエンプレスホテルでのアフタヌーンティーを是非、旅の思い出に如何ですか。

 

Emma
私は母の誕生日のお祝いで母と2人でフェアモント・エンプレスのアフタヌーンティーを楽しみました。決して安くはありませんが、優雅な思い出に残るひと時を味わう事ができました。またお隣の席に、若い女性ビジネスマンが1人でアフタヌーンティーを楽しまれていて、私もバリバリかっこ良く働き、優雅にアフタヌーンティーを楽しめる女性を目指そうと決意をした思い出の場所でもあります。

 

カラフルなFisherman’s Wharf(フィッシャマンズワーフ)

フィッシャマンズワーフとは名前の通り「漁師の波止場」。ビクトリアのフィッシャマンズワーフはカラフルな33の水上の家が立ち並んでおり、インスタ映えスポットでもあります。

漁で釣ったばかりの新鮮な魚介類も販売していますが、筆者が一番お勧めしたいのは『Barb’s Fish and Chips』のフィッシュ&チップス!過去25年間、ビクトリアで”#1 Best Fish and Chips”に選ばれ続けている人気店です。

 

Emma
外の衣はさくっと、中の白身魚はジューシーですごく美味しかったです。

フィッシャマンズワーフまでは州議事堂(インナーハーバー)から徒歩約15分。是非、足を運んでみて下さい。

 

隠れ家でアフタヌーンティー “The Teahouse at Abkhazi Garden”

通りからはあまり目立たない造りで、プリンス&プリンセス・アブハジ夫妻が1946年から少しずつガーデンの手入れを始め、夫妻の愛が詰まった庭園です。

その庭園に小さいTeahouseがあり、庭園を眺めながらアフタヌーンティーを楽しむ事ができます。ビクトリア在住の知人の勧めでこのガーデンのアフタヌーンティーを知り、実際に足を運んでみました。サンドイッチ、スコーン、スイーツどれも本当に美味しかったです。

インナーハーバーからバスで約40分弱と少し中心部から距離は離れてしまいますが、隠れ家で静かにゆっくりアフタヌーンティーを楽しみたい方にお勧めです。

スポンサーリンク

 

ソルトスプリング島

ブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバーがある本土と州都・ビクトリアがあるバンクーバー島の間には大小様々な島々、ガルフ諸島があります。その中で最も大きな島がソルト・スプリング・アイランド。

世界各地から移り住んだアーティストが創作活動を行い、ライフスタイルにこだわりを持った人々が住む島『アーティストの島』とも知られています。のどかな農場地帯ではオーガニックの野菜や果物、チーズなどが作られております。

またソルトスプリング島はカナダドル以外の独自の通過も使えるちょっと不思議な島でもあります。(もちろんカナダドルも使えます!!)

行き方
ソルトスプリング島まではバンクーバーのツワッセン(Tsawwassen)港からロングハーバー(Long Harbour)まで直行フェリーで85分。本数が少なく、季節や時間帯により他のガルフ諸島経由便やルートが変更になるのでご注意下さい。

ソルトスプリング島内は公共バスも走っていますが、日帰りで効率良く周るには車移動がお勧めです。車ごとフェリーに乗るか、党内でもレンタカーを借りられます。

全てソルトスプリング島産 Saturday Market in the Park(土曜日マーケット)

4 月から10 月末までの毎週土曜日に開かれるマーケット。”Make it, Bake it, Grow it”をスローガンに、個人ファームで収穫されたオーガニック野菜などの自然食品や様々なアーティストも自身の作品を販売しています。直接作り手の方と交流できるのもいいですよね!

私のお気に入りはSalt Spring Island Cheese Companyのゴートチーズ(山羊乳のチーズ)です。山羊乳を使っていますが癖がなく、バジルやガーリック、レモン、チリ、トリュフなど種類も豊富で、試食もできるので安心。お土産にも喜ばれると思います。

Emma
私が好きな味は少しピリ辛のチリとさっぱりした味わいのレモンです。

またSalt Spring Island Cheese Companyのファームに直接行くこともできます。チーズの販売はもちろん、カフェもありピザやサンドイッチなどの軽食も販売しています。私はファーマーズマーケットでごはんを食べてしまっていたので、山羊乳のジェラートを食べました。MangoとCaramel Toffeeどちらも濃厚で美味しかったです。

その他、マーケットでは手作り石鹸やボディーケアー用品、アクセサリーなども販売されています。ブラブラと見て周るだけでも楽しい場所です。

 

100%ソルトスプリング島産のぶどうを使用 Salt Spring Vineyards(ワイナリー)

100%ソルトスプリング島産のぶどうを使ったワインを生産、販売しているワイナリーです。白ワインや赤ワインはもちろん、珍しいブラックベリーのデザートワインも取り扱いしています。

摘みたてのブラックベリーを使用しており、チョコレートやブルーチーズとも良く合います。ラム肉や鹿肉を焼く際に使っても美味しくなります。

テースティングルームもあり4種類のワインの試飲はお1人様$5.00。試飲後にワインボトル1本以上購入すると試飲代は無料になります。

敷地内にはピクニックテーブルもあり、ローカルのパンやチーズ、ジャムやサラミなどワインのお供も販売しています。天気のいい日はここからの景色が最高なので、ゆっくり景色を見ながらピクニックは如何でしょうか。食べ物の持参も可能なので、サタデーマーケットで購入してここで景色を見ながらランチを食べるのもお勧めです。

夏の風物詩 Sacred Mountain Lavender Farm

夏はラベンダー畑もソルトスプリング島の見所です。例年の見頃は7月頃でラベンダーフェスティバルも開催されています。

ラベンダーのエッセンシャルオイルやバスソルト、ラベンダーティー、ラベンダーハニーなどラベンダー製品もたくさん揃っており、お土産にお勧めです。ラベンダーの香りはリラックス、安眠効果や頭痛、生理痛を和らげてくれる効果もあるので私も日々、愛用しています。

ラベンダーの香り袋とバスソルトを愛用中。香り袋は枕元に置いて寝ています。

サタデーマーケットでも購入可能です。

スポンサーリンク

 

サンシャイン・コースト

サンシャインコーストはBC州の南海岸の北西の玄関口Desolation Sound(デソレーションサウンド)から南島の玄関口のHowe Sound(ハウサウンド)の間、177kmのエリアの事。

バンクーバーの南西に位置し陸で繋がっていますが、サンシャインコーストエリアに隣接する険しい山々が他の地域と直接結ぶ道路を遮断している為、サンシャインコーストに向かうにはフェリーか飛行機に限られてしまいます

このエリアは太古から先住民が住んでおり釣りや狩猟、貿易に携わっており今でも先住民はサンシャインコーストに文化的、そして経済的に貢献し続けています。

今回ご紹介するのはバンクーバーからも近い、サウスコーストエリアの観光地です。
このエリアは本土の人混みから避け、ゆっくりと夏の長期休暇を過ごしたい方に長年人気のエリアです。最近では、日帰りで訪れる人も増えました。

行き方
バンクーバーからは、ホースシューベイ(Horseshoe Bay)港からサンシャインコーストのラングデイル(Langdale)港までフェリーで約40分。ビクトリアやソルトスプリング島に比べたら近いです。

 

アーティストや漁師の街 “ギブソンズ(Gibsons)”

人口は約4900人と小さな街ですが、世界で一番住み易い小規模の街に選ばれた事もあります。
カヌーやカヤック、SUP(スタンドアップパドルボート)などのアクティビティーや大自然の中をハイキングしたりなどもできサウスコーストエリアで人気のある街です。

ギブソンズの小さな中心部にはお洒落な雑貨店やレストラン、アイスクリーム店などもあります。

 

筆者一押しのお店はSunshine Coast Olive Oilです。イタリア旅行の際に食べたオリーブオイルに感化された夫婦がオリーブやオリーブオイル、バルサミコ酢について猛勉強し純正なオリーブオイルやバルサミコ酢をたくさんの方に提供したいと思い、ここGibsonsでお店をOPENする事を決めました。

色々な種類のオリーブオイルやバルサミコ酢が販売されていますが、試食もできるのでお気に入りの味を見つけてみて下さい。カナダらしいMaple Dark Balsamicなどもあります。オリーブオイル3種とバルサミコ酢3種のサンプルパックなどお土産にぴったりの小さいサイズのボトルもあります。

 

その他、Gibsons Public Marketは住民が気軽に集まれる場所を提供する為、地元のアーティストが活躍できる場を作る為に2017年3月にオープンしました。

アートとチョコレートのコラボ

野菜や新鮮な魚介類をはじめ、Robert’s Creekのはちみつや地元のアーティストとコラボレーションしたチョコレートなども売られています。

カナダ産の鮭缶もバンクーバーではあまり見かけない可愛いパッケージとして売られていました。お土産としてもお勧めです!私も日本に帰る時にお土産として買いました。

 

アーティストの街 “ロバートクリーク(Roberts Creek)”

ロバート・クリークはギブソンズ(Gibsons)とシーシェルト(Sechelt)の間にある田舎で平和な街。才能のあるアーティストの支援もしており、アートに興味のある方はアートスタジオやギャラリーを訪ねてみて下さい。

ロバート・クリークの埠頭にはマンダラの絵が描かれており毎年絵を集め、塗り直しています。これもアートの街ならではの光景で必見です!

Emma
たくさんの人がこのマンダラの絵を見学しているので、中々人がいない状況で写真撮るの難しかったです(笑)

 

景色が美しい街 シーシェルト(Sechelt)

先住民族の名前にちなんで名付けられた街でシーシェルト海峡と海に挟まれた砂州の上にできた小さな街です。
シーシェルト海峡の景色が本当に綺麗で、感動しました。

この入江にあるLighthouse Marine Pubでこの景色を観ながらお食事もできます。

シーシェルト(Sechelt)からラングデイル(Langdale)港まではサンシャインコーストハイウェイを使って約1時間弱。遅くても帰りのフェリー出発の45分前には港に着く様にお戻り下さい。基本は出発の30分前に乗船手続き終了します。

スポンサーリンク

 

まとめ

いかがでしたでしょうか、BC州の他の島に移動するのになくてはならないBCフェリー”を使ってバンクーバーからお出かけできる観光地のご紹介でした。

日帰りはもちろん、ゆっくり自然を感じ休暇を過ごされたい方にもお勧めのエリアです。
是非、次のお出かけや休暇先の候補にして頂けたら嬉しいです。

関連記事

バンクーバーの絶対に外せないお勧め定番観光地7選

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

初めまして〜 とにかく旅行と食べる事、ヨガが大好きなEmmaです^^ 様々なジャンルの最新情報や気になる情報をお届けする総合情報サイトを運営しています。 海外渡航経験も豊富なので国内のみではなく、海外の情報もお伝えできればと思います。 少しでもお役に立てたら嬉しいです。 よろしくお願いします。