天気が良い日はどこかにドライブに出かけたくなりますよね。
また、最近ではコロナの影響で自粛が続き、少し気持ちが滅入ってしまっている人もいるのではないでしょうか。今回の記事ではバンクーバーから気晴らしに行けるお勧めドライブ先をご紹介します。人との距離も保てるような場所をセレクトしてみました。
家族やお友達、恋人とバンクーバーからドライブの計画をする際の参考にして頂けたら嬉しいです。
※時期によってはコロナの影響で入場できない場所もあるかと思いますので、お出かけの際はご注意ください。
目次
海と山の絶景を楽しむなら “Sea to Sky Gondola”
バンクーバーのダウンタウンから車で約45分。Sea-to-Sky Highwayの海岸線の景色を見ながらドライブを楽しんでいるとスコーミッシュ(Squamish)の街の少し手前、右手にゴンドラが見えてきます。
2014年にオープンした”Sea to Sky Gondola”です。
ゴンドラで山頂へ
海と山の絶景が見えるゴンドラは8人乗りで山麓駅から山頂駅まで12分。
切り立った岩山の海抜885mにある山頂のサミットロッジにはフィヨルドの海の景色と、海の反対側には山の景色、360度パノラマの絶景が広がっています。
サミットロッジにはカフェテリア(軽食類)とカフェ(コーヒーやパンなど)、ミニショップ、お手洗いがあります。カフェテリアは店内席の他にテラス席もあり、天気がいい日は断然テラス席がお勧めです!(💡日差しが強いので、日焼け止め対策はお忘れず。)
ビールも販売されているので、ドライバー以外の方は絶景と共にビールはいかがですか?絶景+ビールは最高ですよね?!天気が良い日はテラスからずっとこの景色を眺めていたいと思う程の絶景でした。
サミットロッジのテラスからは100mの長さの吊り橋もあり、この吊り橋からも360度そして空も、足元の景色?も楽しむ事ができます。
山頂のウォーキングコース
ゴンドラの山頂駅からは2つのウォーキングコースがあります。
①Spirit Trail
所要時間:約30分、距離:400m、難しさ:簡単 (年間を通してオープン)
トレイルにはこの土地の歴史や文化について紹介するパネルがあり、その解説を読みながら少しずつすすむコースです。ビューポイントからはもちろんフィヨルドや山の景色をご覧いただけます。
②Panorama Trail
所要時間:30分〜1時間 距離:1.6km、難しさ:簡単 (冬季間はクローズ)
森の中や花崗岩の上を通りながら、トレイルを進むとビューポイントが見えてきます。
ここには手作りの杉のベンチが設置されているので、ビューポイントの目印に。そこまで標高差はないので、家族連れの方にもお勧めのハイキングコースです。
山麓から山頂までハイキング
実は山麓から山頂までハイキングコースがあり、夏はゴンドラを使わずに登る事もできます。結構ハードです!
筆者も1度、山麓から山頂まで足で登った経験がありますが、かなりハードでした。カナダ人の友達にハイキングに行こうと言われ軽い気持ちで行ったら登山でした(苦笑)。でも登りきった後、足はクタクタでしたがすごい達成感と絶景を見ながらカフェテリアでご飯を食べ、最高の気分でした。アクティブな方にお勧めです。
ハイキングコースを無視して急斜面を真っ直ぐ登って行くカナディアンを見かけ、ビックリしました!!すごい脚力です。
下りは必ずゴンドラを利用しての下山となります。
山麓駅にもお手洗い、カフェ、ミニショップもあるので、ゴンドラで降りて来た後でも出発前にも寄れるので安心です。
車は運転できないけどSea to Sky Gondolaに行きたい方は、バンクーバーのダウンタウンから有料シャトルバスも運行されています!!
名前の通り白い岩がある街 “White Rock”
バンクーバーのダウンタウンから車で約45分、アメリカの国境まで約5分弱、名前の通り白い岩がシンボルの街 ”White Rock”。人口は約2万人弱で高級住宅街も広がっています。
ゆったりお散歩
天気のいい日はバンクーバーなどの近郊都市からたくさんの人が訪れ、ビーチ沿いの2.5kmの遊歩道や1914年に造られた長さ470mの長い桟橋を歩きながら海風を浴び、家族や友達、恋人とお話ししながらゆっくり過ごしています。
白い岩と共にこの長い桟橋もホワイトロックの街のシンボルですが、2018年12月20日の台風で桟橋が一部破壊されてしまいました。今は完全に修復され、前と全く変わらず市民や観光客の憩いの場となっており、たくさんの方が桟橋をお散歩していました。
また何と言っても筆者が一番ホワイトロックでお勧めしたいポイントはホワイトロックの海岸から見る夕日がとても綺麗な事です。ビーチ沿いの遊歩道を歩いていると高級住宅が並んでいて、バルコニーからこの最高の夕日を観ながら優雅に暮らしてみたいなとホワイトロックに行く度に感じています。
筆者お勧めホワイトロック・フード
遊歩道を歩いているとこの可愛いくじらのマークのお店を見つける事ができると思います。
お勧めフィッシュ&チップスのお店『Moby Dick』です。
フィッシュ&チップスをテイクアウトし、海を眺めながら芝生やビーチで食べるのがお勧めです。
食後にお勧めしたいアイスクリーム&ジェラート店はこちらの2つ
『Dolce Gelato』
桟橋の目の前にあり、本格的なイタリアン・ジェラートが食べられるお店です。
たくさんの種類があり迷ってしまう程。私が好きな味は”ピスタチオ”と”レモン”です。イタリア旅行でこの2種類を食べてからハマり、カナダでもこの味ばかりついつい注文してしまっています(笑)
『Crazy Cows Ice Cream』
オーガニック牛乳を使ってお店で手作りしているアイスクリーム店。人口着色料や人口香料は一切使わず原料にこだわって手作りしています。この日のフレーバーは25種類。
19世紀半ばまでBC州の中心地 “Fort Langley”
バンクーバーのダウンタウンから車で約1時間、19世紀半ばまでBC州の中心地だった”Fort Langley(フォートラングレー)”はかつてハドソン湾会社の毛皮交易所が設けられ、またサーモンや木材の貿易でも栄えていました。
その当時のハドソン湾会社の交易所の建物はパークスカナダが管理する国定史跡”Fort Langley National Historic Site(フォートラングレー歴史村)”として残っています。
この史跡は木造の砦で囲まれており、中は毛皮貿易時代の建物や当時の庭園や農場、鍛冶屋が再現されています。又日本語のオーディオガイド(有料)もビジターセンターで貸し出ししているので、オーディオガイドでフォートラングレーの歴史を聞きながら見学も可能です。歴史に興味がある方は是非立ち寄ってみて下さい。
街にかわいい写真スポットもあります♡
またフォートラングレーのビレッジも19世記の街並みが残っており、カフェやレストラン、アンティークショップやモダンな雑貨店などもあり、街歩きも楽しめます。
筆者お勧めのレストランとカフェはこちらです。
レストラン:Beatniks Bistro
いつ訪れても混んでいるローカルにも人気店。週末のドライブがてら、私はブランチを良く食べに行きます。
ブランチの定番、エッグベネディクトやフレンチトーストも好きですが、通常ランチメニューのBeef Dipも美味しくお勧めです。Beef Dipはローストビーフのサンドイッチです。
ブランチメニューは土曜・日曜・祝日の10:00am-2:00pmです。
カフェ:Saba Cafe and Bistro
お洒落な店内で美味しいコーヒーやパン、ケーキなどを頂けます。ドライブで気分転換し、カフェで読書や仕事などの作業をするのもお勧めです。私がフォートラングレーにドライブに行く際の定番コースです!
え?!地獄の門?!”Hells Gate”
バンクーバーから車で2時間半、フレーザー渓谷にある観光地、『ヘルズゲート(Hells Gate)』。名前を直訳すると地獄の門?!
このエリアはフレーザー川沿いの岩壁が互いに向かって聳え立っている為、川幅が35mしかなくフレーザー川で流れが速く最も危険な場所と言われています。
カナダ西海岸を開拓した探検家サイモン・フレーザー(フレーザー川や渓谷の名前の由来になった人物)が良い毛皮の貿易ルートを探している時の日記のコメントにちなんで『ヘルズゲート』と名付けられました。
この狭い渓谷を「素晴らしい渓谷」ともサイモン・フレーザーは日記に綴られており、本当に素晴らしい渓谷の景色を見る事ができます。
駐車場から下りのゴンドラに乗り、157m下の展望場所へ。レストランやアイスクリームショップもあります。
フレーザー川を間近で見る事ができ、私が訪れた時は本当に天気が良く、下から空と渓谷の眺めは本当に絶景でした。天気のいい日には是非お勧めしたい観光地です。
北米では珍しい下りのゴンドラに乗り展望場所へ向かう、ヘリズゲートに是非1度訪れてみて下さい。
ヘリズゲートはバンクーバーから少し距離があるので、
バンクーバーから車で約1時間、Abbotsford(アボッツホード)の街にあるアメリカンスタイルのダイナー「Ann Maries Cafe」でブランチをしてから向かうのは如何でしょうか?
店内もアメリカのダイナーを感じられる内装になっています。定番のエッグベネディクトの味も良し!
おまけ(カナダで車を運転するには?)
カナダで車を運転するには日本から国際免許証を取得し持参する方法と、日本の免許証をカナダのドライバーズライセンスに切り替える方法の2種類あります。
バンクーバーがあるBC州では日本の運転免許証をお持ちの方は簡単にBC州のドライバーズライセンスに切り替えが可能です。
- 日本の運転免許証
- 運転免許証の翻訳証明書(バンクーバー日本総領事館で入手可能)
- 身分証明書2つ(パスポート、カナダのビザ<残存6ヶ月以上必須>)
- 手数料:$31(2019年9月現在)
身分証明書にもなるので、BC州のドライバーライセンスへの切り替えをお勧めしますが、日本の運転免許証は没収されてしまうのでご注意下さい。
まとめ
バンクーバーからお勧めのドライブ先のご紹介でした。
バンクーバーに住んで、本当に気軽に大自然を満喫できると実感中です。
皆さんも天気が良い日は是非、絶景を観にドライブに出かけてみて下さい。
少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。